こんにちは!ポルです。
今日は自営業者(第1号)の年金制度で入っておいたほうがいいんじゃないか?と思う年金制度について書いていきたいと思います。
公的年金制度は2階建て
年金制度には第1号(自営業者等)第2号(サラリーマン等)第3号(サラリーマンの妻)によって制度が多少違います。
第2号については会社で厚生年金保険料を納めて、年金受給年齢になったら国民年金と厚生年金を受給するという制度になっておりこれが一般的に年金の2階建て制度と呼ばれています。
第1号については国民年金を自分で納める制度となっており1階建てのみの制度が基本となっています。
しかし、それだけだと自営業者は年金受給年齢になっても国民年金しか受け取れず老後が心配という人も多くいます。
それを補うためにある制度が2つあります。
- 国民年金基金制度
- 付加年金制度
国民年金基金、付加年金の特徴
この二つの年金制度の特徴が3点あります。
- 国民年金の2階建て部分の制度
- 両方同時に加入することはできない
- 自分で加入申し込みをする
1.国民年金だけでは年金額が少なく老後が不安という人のための2階建て制度ということです。
国民年金の満額は今年780,900円で月間約65,000円となっています。
厚生年金については月間約144,000円が受給平均額となっており、厚生年金加入者は生活する上で厳しいながらも何とかなる位の金額なんではないでしょうか?
国民年金のみの加入の不利な部分を少しでも補う制度になっています。
2.この二つの年金は同時加入はできないことになっています。
加入希望者には二つ加入することを認めてもいいと思いますが、現状なっておりません。国民年金基金はプランがいくつか分類しており複数加入ができる制度になっています。それならば付加年金もその複数の制度の一つとして加入できるようにすればいいと思いますが
3.自分で加入申し込みをしなければならない事は当たり前に感じるかもしれません。しかし厚生年金加入者については、会社から当たり前のように給与天引きされる制度になっています。
付加年金加入を勧める理由
付加年金制度は国民年金と合わせて月に400円を納める制度になっています。
受給は納めた月数×200円を年間に受け取ることができる制度になっています。
例えば付加年金を満額納めるとすると400円×480月 =196,000円
受給額は200円×480円=96,000円 年間の受給金額となります。
つまり付加年金は納めた金額を2年間でペイできることになります。
国民年金基金については、先に書きましたがプランがいくつかあるんですがおよそペイできるまで約18年かかることになります。
ちなみに国民年金は10年ちょっとかかります。
これが付加年金をかけていた方がお得と考える理由です。
しかし付加年金にもデメリットがあります。
・死んだら帰ってこない
国民年金や国民年金基金は遺族年金等でかけた年金はある程度帰ってきます。しかし付加年金は途中で亡くなってしまったら返金される制度はありません。しかしかけている金額を考えると仕方ないと割り切れる金額ではないでしょうか?
・かなり少額
先にも書いたとおり、満額で受け取れる金額は96,000円(月額8000円)になります。厚生年金と比較して、年金制度の2階建て部分としてそれを穴埋めするにはかなり少額かと思います。しかしやっても仕方ないではなく、お得な制度を活用し少しでも増やしていくことを実践することは重要ではないでしょうか?
また足りない部分についてはFIREのFIの部分、つまり経済的自立を図るための手法を駆使していくことはやはり必須かとは思います。
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