FXについて(投資履歴②)

投資履歴

こんにちはポルです!今は円安がかなり進んでいますね。

アメリカの物価上昇が止まりません。物価上昇を抑えるためにアメリカの中央銀行の役割を果たすFRB(連邦準備制度理事会)は0.5%の金利を上げることを発表しました。ドル円相場は2022年3月5日の時点で115円台でしたが、わずか2か月で15円円安ドル高の130円台を付けました。

今日は日本株のデイトレ、スイングトレードを辞めた後に行っていたFX投資について書いていきたいと思います。

24時間開いてて良かった!

 日本株によるデイトレード、スイングトレードを卒業した理由。それは某通信関係の会社で失敗したことが大きかった。

 しかしながらもう一つ大きな理由があり、日本が夜なら欧州やアメリカが昼で相場に動きがあるため、デイトレード、スイングトレードをするには24時間取引できるFXならチャンスがあるんじゃないかと思いました。

 ということで、FX(外国為替証拠金取引)を始めたのが2006年でした。また、今も状況が似てきていますが当時も日本の金利より外国の金利が高く金利差で儲けることができること(スワップポイント)も魅力の一つでした。

 FXはギャンブル?

 今のFXの制度については、よくわかりません。自分がやっていた当時は証拠金をFXの取引口座へ預けてレバレッジの倍率をかけて取引をするという形でした。例えば100万円の時レバレッジ10倍をかける場合では1000万円分の取引をできるというルールでした。自分は25倍とか50倍とかでやっていましたが、FXの会社によっては100倍とかで取引できる会社もありました。

 しかし、100倍の場合については1円の値動きによってゼロになってしまうことになります。株で信用取引をやっている人はわかると思いますがその前に追証(追加保証金)という制度で追加の資金(証拠金)を入金するか、入金できない場合は反対取引を強制的に決済されてしまいます。証拠金の割合が20%とか30%になってしまうと追証にかかる制度だったと記憶しています。

 FXを1倍でやっている分にはギャンブル投資と呼ぶのは疑問ですが、自分のように25倍だと4円の値動き、50倍だと2円の値動きでゼロになってしまうような取引はやはりギャンブルというようなものだと今は思います。

 為替取引をするときはドル買いをメインで行っていました。先に挙げたスワップポイントがあるため多少相場を読み間違えた時は金利目的で眺めに持っていたり、厳しそうな時には損切もしていましたが少しづつですが利益が出るようになってきました。

 歴史的大事件の発生(リーマン・ショック)

 しかし出してきた利益を吹き飛ばす歴史的大事件に遭遇します。事件が起きたのは2008年9月15日でした。その時日本は深夜の時間帯でした。突然数分の間にドル円相場が2~3円あっという間に動きました。慌ててニュースを確認すると、アメリカの5大投資銀行であるリーマンブラザーズHDが倒産したというニュースでした。

 さらにあっという間に円高に進み、持っていたドルはあっという間に追証にかかり強制決済となりました。一気に100万円位の損失でした。当時200万円~300万円で取引をしていたため、100万円は相当な痛手でした。

 その後、まだ円高の加速が止まりそうにもなかったため慌ててドル建てで円を購入し、50万円利益が出たところで決済しました。その後数時間ずっとドル円相場をずっと目で追って、気づいたら朝になっており、物凄く疲れた状態で会社に行ったことは今でもよく覚えています。

 最終的に1日でドル円相場は10円以上円高になったと記憶しています。上にも書きましたが最近の急速な円安が2か月で15円動いたことを考えると、リーマンショックがいかに値動きが激しかったことがわかると思います。

 自分はリアルタイムで値動きを見ていたからまだ良かったと思います。当時は円建でドルを購入していて、朝起きたら資産が無くなってたなんて人もかなりいたそうです。

 ジェットコースターのような相場で取引したリーマンショックの日にFXはきっぱり辞めることにしました。

 100万円の損失をあっという間に出したリーマンブラザーズHDの倒産は、自分にも大きなショックを与えられた事件でした。

投資人生の中で大きな経験でした

 今にして思えば、リアルタイムでリーマンショックの相場を見ることが出来たのは投資人生の中で大きな経験をさせてもらったと思います。

  • FXはやっぱりギャンブルだということを肌で感じた経験

 今も競馬をやりますが、昔はパチンコまやっていてギャンブル好きでした。FXは制度が変わっているので今がギャンブル性がどの程度なのかはわかりません。しかし10倍、100倍のレバレッジをかけるというのはギャンブル投資という言い方をすることもありますが、自分の中ではギャンブルで得られるような高揚感と同じような感覚でした。

 ギャンブルは基本的には儲からないものだと思っています。たまに凄腕の人でコンスタントに儲けている人がいます。それはデイトレーダーのような人も同じで、やはりデイトレはギャンブルそのものだという結論に至りました。

  • 多少の暴落には動じないメンタル

 多少の暴落について慌てることがなくなった事はこの経験が生きているように思います。最近もアメリカダウが1日に1,000ドル以上下落することがありました。投資経験の少ない人は慌ててしまう人も多いと思います。しかし、この程度は大したことないと思えるメンタルがあるのは、リーマンショックの相場をリアルタイムで確認していた経験によるものが大きいと思います。

しばらくは相場は厳しい環境が続くと思います。しかしながら長期で見れば経済は成長を続け、それに伴って相場は上昇すると思います。

 市況の確認は怠らず、時には所有株や金融商品の入れ替えを視野に入れながら冷静に取り組んでいきたいと考えています。

コメント

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました